日々忙しい中で、私たちは「やりたいこと」と「やるべきこと」に向き合いながら生活していますよね。たとえば、趣味を楽しみたいけれど家事や仕事が山積み…そんなジレンマを抱えた経験はありませんか?
私は、ここ十数年「そもそも、私ってあまりやりたいことがないな」と思っていました。
今回は、そこから自分と向き合い直して気づいたことを交えつつ、「やりたいこと」と「やるべきこと」との向き合い方についてお話ししたいと思います。
やりたいことがないと思っていた私
日々の生活に追われる中で、ふと「私ってやりたいことがあるのかな?」と思ったことがありました。家事や仕事、子どもの世話に追われる日々。好きなことに時間を使いたい気持ちはあっても、それが具体的に何なのか、まったく浮かんでこないんです。
「もしかして、私はやりたいことなんてないのかも」と思い込み、自分のことを少し寂しく感じたりもしました。でも、そんな気持ちの中、ある日「とりあえず、自分の気持ちや思考を書き出してみよう」と思い立ったんです。
書き出して見えた本当の気持ち
ノートを用意して、「やりたいこと」「気になること」「なんとなく頭に浮かぶこと」を自由に書き出してみました。
すると、驚いたことに、「やりたいことがない」のではなく、実は心の奥にいくつも埋もれていたことに気づいたんです。それらは、自分で「時間がないから無理」「今の私にはできない」と勝手に諦めてしまい、思考から消していたものでした。
例えば、「もっと本を読みたい」「カフェ巡りをしたい」「小さなDIYに挑戦してみたい」など、本当にささやかなことばかり。でも、それを忘れてしまっていた理由は、時間がないことや無理だと感じていたことでした。
「ない」と思い込んでいただけだったんだ…と気づき、心が少し軽くなりました。
やりたいことを実現するための小さな工夫
この気づきをきっかけに、私は「やりたいこと」を生活の中に少しでも取り入れられるよう、小さな工夫を始めました。
まずは、「やるべきこと」の優先順位を見直しました。
例えば、家事を完璧にこなすことにこだわりすぎないようにしたり、スケジュールの中で「今日やらなくてもいいこと」を決めたりすること。少しでも余白が生まれると、その時間をやりたいことに使えるようになりました。
また、「やりたいこと」のハードルを下げることも意識しました。本を読む時間がまとまって取れないなら、5分だけ読む。
カフェ巡りができないなら、近場のカフェに行くだけでもOK。なんなら、おうちで美味しいコーヒーを淹れてカフェ気分もいいですよね!
小さな行動でも満足感を得られることに気づきました。
「やりたいこと」と「やるべきこと」のバランスを取る
やりたいことを優先しすぎると、やるべきことが溜まってしまう。その逆もまた同じで、やるべきことばかりに追われると、心が疲れてしまう。このバランスはとても難しいものです。
私が意識しているのは、「やるべきことを効率化しながら、やりたいことに向き合う時間を少しずつ増やしていく」こと。そして、「やりたいこと」と「やるべきこと」をできるだけ融合させることです。
例えば、掃除や片付けをしながらお気に入りの音楽を流す。料理をただの作業にせず、ダイエットレシピや新しいレシピに挑戦して楽しむ。このように工夫することで、「やるべきこと」も少し楽しくなります。
無理せず自分を大切にすることが大事
やりたいことを見つけ、少しずつ実現していく中で感じたのは、「無理せず、自分を大切にすることがいちばん大事」ということでした。思考が変わるだけで、気持ちもゆったりできる気がしています。
完璧を求めすぎず、できる範囲で少しずつ取り組むだけでも心が満たされます。そして、「やりたいこと」に少しでも向き合うことで、生活に彩りが増えて、前向きな気持ちが生まれるようになりました。
まとめ:やりたいことを諦めない心を大切に
私たちが「やりたいことがない」と感じるとき、それは本当にないのではなく、日々の忙しさや諦めの気持ちで埋もれているだけかもしれません。
もし「やりたいことがない」と思ったら、一度、自分と向き合い、気持ちを書き出してみてください。意外な気づきがあるかもしれません。そして、小さな一歩でもいいので、自分のやりたいことに向き合ってみてくださいね。
今日のおたよりが、あなたの心を少しでも軽くするきっかけになれば嬉しいです。読んでくださってありがとうございました!